2022年 1月 18日
天気:曇り時々雪
リングフィットアドベンチャー:やった
お酒:楽しんだ
自転車:
Zwift読書ローラーZ2 30:21 122W 223kJ
日記:
新潟平野部でもまとまった量の雪が降りました。 こんな日は少し早起きしてローラーを済ませて、家の周りを除雪。時間的に少し足りず、あらかたパパっとやってお仕事に。
道路状況の予測がつきにくいので、念を入れて高速道路通勤。ツルッツルで緊張しました。
無事仕事を済ませて家に帰ってまた少し除雪。
ポッドキャストで自転車夫婦のサイクリングラジオ、ローラー時の服装回をみながら。
基本Tシャツにレーパンな私でしたが、皆さん色々と工夫しているのですね。確かに乗るからには少しでも快適でパフォーマンスを向上させることは重要だなと思いました。
あとは、プロ選手や実業団選手はスポンサーへの配慮も重要だなと思いました。Zwift等の発展によりローラー動画を配信したりする選手も増えていますが、その時の服装が少し気になっていたのもあります。いろいろな要素を考えつつローラー環境を整えることも必要なんだなぁと新い視点にびっくりしました。
さて、新い視点というか体験でびっくりしたことといえば、読み終わった本、
エンデの遺言「根源からお金を問うこと」
河邑厚徳+グループ現代 著
です。
この本は、童話作家で有名なエンデという作家さんへのインタビュー取材を通して、その作家がお金に対してどんな価値観を持っており、そこから現在のお金のシステムが持っている問題点に切り込もうという本です。テレビ番組を少し肉付けして本に起こしたという、今まで読んだ本とは少し違う種類の本でした。
この本のAmazonレビューは二分されており、高評価と低評価に別れていました。私はどちらに属するのだろうとワクワクして読みましたが、低評価のグループに入るようです。
それは、この本がエンデの遺言という題でありながら、その実はエンデが影響を受けた思想家ゲゼルの話であり、さらにはそれを基にした筆者グループの考えを述べたものだったからです。内容のほとんどがゲゼルの思想と筆者グループの考えを実例を基に記している書物でした。
題名と違うじゃんということで、低評価グループに入ってしまうというそんな単純な理由です。
しかしながら、この本は私に多くの体験をもたらしてくれました。
まずは私はこういった思想を含む通貨価値の考察みたいな分野にほとんど興味がないということがわかりました。読んでいて非常につまらない。
しかし、興味がないということから今まで知らなかったことや新たな考え方が多くあり、読んでいること自体はつまらなくとも、新いことの発見がとても面白い。そんな体験ができました。
この本を読むきっかけになったのは、この本が問題視しているお金の側面である、投資の本を読んでおり、その筆者が勧めていたからです。
確かに、お金を考える上でこの本を題材としたのは非常に有効だなと思いました。
お金の本質など私には理解はできませんが、お金の持っている側面の一つを投資の本で片側を見て、それに抗おうという本からもう一つの側面を見ることができました。
お金というものは個人個人の思想と切り離せない存在であり、だからこそ怪しげな宗教や詐欺まがいのマルチ行為との相性が良いのだろうなと思いました。
貯蓄され続けるお金は悪。利子が付き自己増殖するお金は悪。お金のやり取りだけでお金が増えることはおかしい。それらによって人間は支配されている。
確かにそうなのかもしれないですし、そういう側面はあるのでしょう。
しかしそこから抗おうとしたシステムはこの本に書かれているだけでもほぼ全て失敗していますし、この本で賞賛されたその本の当時に始まったシステムも、現在は悲惨な状況になっているものがほとんどでした。そう。この本は20年以上前に書かれた本ですので、ある程度答え合わせができるようになっています。失敗の考察も本には書かれていましたが、それはどれも原因を外部に転化しており、説得力のあるものではありませんでした。
脱成長的な視点と地域振興を軸として貯めることが出来ない、貯める事がデメリットになる地域通貨を賞賛していましたが、私にはそれは貧困の固定化と固定された人同士での消耗を意識させないまま進行させるものに見えました。
もしそうであるとするならば、自然消滅的な消え方をするであろう事は容易に予想できます。
その一方で、脱成長的な思想に、交換困難かつ貯蓄困難な独自通貨を利用すれば、それにより身動きが取れなくなり逃れられない人が出てくる。そういう人から搾り取るものがなくなるまで効率的に搾取するシステムを作る人も出てくるだろうなという事が、頭に浮かびました。
間違った解釈と安易な結論かもしれないですが、お金から解放されようとか、お金の奴隷になっちゃいけないとか、今のお金はおかしいとか、そういうことを言ってくる個人や団体とは距離を取ろう。読んだ後にそう思う本でした。
私の能力ではそれが、社会をより良くするために行われる経済活動であるのか、悪意を持って搾取を企てる組織であるのか見分けることはできない事がその理由です。
おそらく本を書いた意図とは真逆の結論だと思うのですが、そういった体験を含め、興味深い本でした。
本日の晩御飯は
帆立のバター焼きそばでした!作り置きしておいてもらったので、簡単に熱熱を食べる事ができました。
そして、今日飲んだビール。私の好みにドンピシャでびっくりしました。たまーにこういうことがありますね。ただ不思議なことに、これ買い増しして二度目に飲んでもそんなに好みじゃなかったりとかってことが起こるんです。
今回のはどうでしょうね。
妻に買ってもらった不思議なお酒を飲みながらゆっくり過ごしました。
今日良かったこと
①読書週間続いてる。
②不完全だけど早起きして除雪できた。
③美味しい作り置きご飯とお酒を楽しめた。
今日も良い1日でした。