2023年11月3日金曜日

PIRELLI P ZERO ROADとTPUチューブに交換してみました

Cannondale SuperSix Evo4のタイヤを交換しました。

このクラスの完成車に装着されているタイヤは正直なところあまりグレードの高いモノではありません。
なんとなくもっさりした感じがしたりとか、グリップ感が希薄だったりとかゴツゴツした乗り心地だったりとか、このグレードの完成車にありがちな乗り心地、実はタイヤの影響が大きいです。

ということで、少し上のグレードに交換してみました。



今回装着したタイヤは、F1でも有名なPIRELLI社のP ZERO ROADです。
今回選んだタイヤはバリっバリのレース用から一歩下がった、普段使いを考慮したタイヤです。
今まで履いていたVittoria Zaffiroから二段階くらい上のグレードになります。

入門ロードバイクタイヤとしては十分軽量な276g。

2本とも270g台と思ったより軽かったです。

最近は、外国製のタイヤが著しく値上がりしており、パナレーサーであればレースグレードのタイヤが購入できる値段でそれより一歩下がったグレードのタイヤとなってしまい、正直迷ったのですが、F1ファンという事で使ってみようということになりました。
車を含めて人生はつのPIRELLIです。

P ZERO ROADは232gでした。

もう一本は222.5g。個体差が大きいですね。
前後で96g軽くなりました。

今回タイヤを変えるにあたって、もう一つ大きく変えたものがあります。
それはTPUチューブです。

今まで装着されていたブチルチューブは96.6gとしっかりした物でした。

もう一本も98.3gでした。

TPUチューブはウレタン系の素材でできたチューブです。
新しいものかと思えば、数十年前、パナレーサーさんからグリーンライトパナという商品が黒れk…。
実は私このグリンライトパナを使用したことがあり、結構好きだったのです。

時代が進み、実用可能な商品となってきたのかなと思いますが、トラブルの報告も多く聞きます。

素材の性質上、転がり抵抗と乗り心地はやはりラテックスチューブに敵わないだろうなと思いますが、ブチルチューブと転がり抵抗は良い勝負だと思いますし、それでいて軽いというのは魅力です。ラテックスチューブと違って空気は抜けにくいですし。

マニアックな製品を売り出しているGROETAC社が取り扱っているEXAR TPUチューブを選びました。
この会社は、テストを色々行って公開していることもあり、不安感のあるTPUチューブの中では比較的信頼できるかと思い、選びました。
みゃーどさんの推薦も大きいです。
37.3gとラテックスチューブでも実現し得ない軽量チューブです。

もう一本は36.0g。TPUチューブはバルブが樹脂のものが多いですが、これは製造上の理由でしょうか?
前後で121.6gも軽くなりました。

装着1日目

SuperSix EVO4は黒をベースに銀の塗装ですが、これが黒サイドに銀のロゴのP ZERO ROADがピッタリマッチしかっこよくなった気がします(個人の感想です)。

空気圧は少し高めから探ってみました。
以前使っていたタイヤは実用とは程遠い最低空気圧が指定されており、調整の幅が全くありませんでした。

Zaffiroは最低空気圧が7barからと、軽量級にはちょっと現実的ではない指定です。

今回のタイヤは調整の幅があり嬉しいです。

P ZERO RACEは5.5barからと軽量級でも十分に調整が可能となる指定空気圧でした。
これは嬉しいです。

少し高めからとF6.0bar R6.2barから始めてみました。

内幅18mmのリムに装着した状態だと、25CのVittoria Zaffiroは27mmの幅がありました。

26CのP ZERO ROADはカタログ通り26mmでした。さすが新規格のタイヤです。
装着後しばらくすると太るかもしれないので、経過観察しましょう。

乗り心地は非常に硬い感じがします。
チューブの性質とタイヤの性質が組み合わさった物ですが、これではちょっと…。
TPUチューブはブチルに比べても乗り心地が硬質になるなと感じました。

グリップ感は悪くないです。ドライではZaffiroとそれほど変わらないですが、ウェットになると違いがはっきりしておりグリップ感が豊かです。
安心して走ることができます。

そして、重量の差は大きいです。乗り味が非常に軽快になりましたし、全ての挙動がシャープになりました。
やはりタイヤを変えるだけでもこのグレードの完成車は印象が大きく変わります。

空気抜けやタイヤが馴染んできた後の事は後日追記します。

装着二日目

馴染んできて太くなるかと思えば、ほとんど太さ変わらずでした。もう少し様子を見ましょう。


空気抜けは、F6.0→5.6bar R6.2→5.8barでした。大きいように感じますが、昨日は非常に気温が高くその影響もあると思います。また、空気を入れたばっかりは酸素や二酸化炭をを多く含んでいるため空気が抜けやすいです。もう二、三回空気を補充すると落ち着くようになるのではないでしょうか。
少なくともラテックスチューブのように毎日空気を入れなきゃ入れないということにはならなそうです。
一応推奨の下限付近ですが、昨日よりはだいぶマシとはいえ、やはり乗り心地は硬いです。跳ねる感じはないのでロスになっている感じはないです。
もう少し下げたいところですが、どうでしょう…。

また後日追記します。

装着三日目


 今朝幅を測ってみると、約1mm成長しており27mm幅となっていました。

 空気圧は悩んだのですが、ブログに書く以上指定空気圧より下げるのはどうなんだろうということで、初日と同じF6.0bar R6.2barに戻してみました。
 やはりこの空気圧だと乗り心地が壊滅的に固く、ちょっとこれだと厳しいなという感じでした。

 走行自体は軽快にできるので、調子よく乗っていたのですが、下りでやってしまいました。


 枯葉の下に隠れていた落石でタイヤを切ってしまいました。
 枯葉の下にはこういうこともあるので、徹底的に避けながら走っていたのですが、前輪では避けたつもりでしたが、後輪はあたってしまったようです。
 サイドが切れてしまっているので、これはタイヤのシステムやチューブの種類によらずパンクしてしまいます。


 というか、リム凹んでますね…。ほとんど衝撃を感じなかったのですが、当たりどころが悪かったですね。

 リムの交換が必要そうです…。
 もちろんタイヤは交換です。

 ということで、一旦このシリーズは終了となります。また何か気づくことあれば追記します。

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