2023年1月28日土曜日

VOLVO V60 Polestar 2018年モデルを手放しました

 本日、5年間乗っていたVolvo V60 Polestarを手放しました。


 この前に乗っていた車はV60 T6でした。


 古い世代のボルボで、フォードの面影を残すプラットフォームと直列6気筒を横置きと言う車でした。


これがなかなかいい車で、非常に安楽でいて、少しアクセルを踏めば怒涛のトルクと回すほどに芯の整う直6のサウンドと振動感が気持ちいい車でした。


 これでしばらくいいなぁ…と思って乗っていたら、ディーラーさんから連絡が来ました。
 Polestarをおさえられそうなんですが、いかがですか?と。
 Polestarは以前Volvo車がレースに参戦する際、ワークスチームを手掛ける会社でした。
 そこが出した限定車が買える。飛びつきました。


 Volvoも世界情勢に伴い、変革の時期を迎えていました。もうエンジン車からの離脱を社の方針として決めていて、エンジンも新規開発はしないということが打ち出されていた2018年。
 もうVolvoはレースから撤退して、Polestarもレース部門の名前ではなく、電気自動車のプレミアムブランドとして位置付けられた。そんな2018年でした。同社のレーシング部門はシアンレーシングチームとして、主に親会社である吉利汽車のレース車を手掛けるようになりました。

 なので、イメージカラーも以前のレーベルブルー(国旗カラー)からバースティングブルーメタリック(深い青のメタリックカラー)になっていましたが、以前のレーベルブルーもシアンレーシングブルーとして残されていました。

 私はBTCCで活躍する国旗カラーのS60に憧れていましたので、もちろん迷わずレーベルブルーを選びました。


 エンジンは直列4気筒。スーパーチャージャーとターボチャージャーを同時に積む、非常に凝ったエンジンです。2リッターながら367馬力と、当時あのAMGの45系に積まれる同じ2リッターターボを上回る馬力を出していました。AMGは意地か、すぐに上回る馬力を出してきましたね。


 スペックから見ると、すごく扱いづらいエンジンのように思われますが、実際乗ると非常に扱いやすい、下からトルクフルなエンジンでした。AMG45系に積まれるエンジンよりも明確にトルクフルで、ある意味退屈なエンジンではあります。ただ、アクセル踏めばただただパワフル、そんなエンジンでした。


 この車のコンセプトは恐らくですが、なるべく安いコストでプレミアムスポーツ感を演出せよってことだったと思います。
 なので、わかりやすくブレンボのブレーキキャリパーを使い、オーリンズのダンパーを採用と部品メーカーのネームバリューは素晴らしいです。


 ですが、この車を作った人は車はそんな部品一つ一つじゃなくて、トータルでどういうセッティングするかってのを、突き詰めたんじゃないかと思います。

 なので、車高はノーマルと全く一緒ですし、車体の補強も入れていると言う報告もありません。

 ベース車両と比べ、精密で、速度域に関わらず一定な操作感で、とにかく穏やかで、まっすぐ走ってハンドルを切った分だけ曲がってアクセルを踏んだ分だけ加速してブレーキを踏んだ分だけ止まる。

 スポーツモデルに期待されるような過剰な演出は一切ありませんでした。どんな速度域でもドライバーの操作に忠実で、予想外の動きをしない。

 車だったらそんなの当たり前だろって思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。操作に関わる全ての要素を素材が持ってるポテンシャルの中で最大限引き出した、旧世代ボルボの完成系だっと思います。

 ただ、ブレーキ踏んで止まる寸前のトランスミッションとブレーキの協調だけは何故かだめでした。そんな変な欠点を含めて楽しめる車でした。

 この車を手放す理由ですが、エアロパーツやホイールの影響で、乗ることに気を遣うと言うことと、豪雪地帯に引っ越したと言うことで、最低地上高が高い車じゃないと車を出せない時期が多くなってしまう、生活環境の変化で気を使わずに使える車がいいなと思ったことでした。

 GT-Rは維持し続けたいので、維持するための金銭面的な理由も小さくはないです。

 次の車はVolvo XC40です。
 人生初のハイブリッドカーです。
 ハイブリッドカーとはいえ、マイルドハイブリッドなので実質エンジンカーなのですが、新世代のVolvoです。
 自動車業界は思ったより早く電動化が進んでいます。恐らく私が買う車でエンジンが車輪を駆動する車はこれが最後になると思います。

 存分に楽しみたいと思います。


 V60 Polestarありがとうございました。XC40これからよろしくお願いします。

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